開設20周年を前にブログのタイトルを変更
パーソナルメディア基盤の移り変わりと共に
2003年12月にこのブログを始めました。今年でなんと20年目になるのか…。
その間、マメに更新した時期もあれば、1年近く放置した時期もありました。ブログの基盤も「はてなダイアリー」から「Typepad」「エキサイトブログ」と移り、2014年以降はWordPressによる“独自ドメインの一戸建て”に定着。ここが終の棲家になりそうです(たぶん)。
20年の間にさまざまな個人メディアのプラットフォームやSNSが生まれ、その度にアカウントを作りました。本業がネットメディアの運営に関わっていることもあり、30代から40代はネットサービスのいわゆるアーリーアダプターであることを自負していました。
ところが、TikTokやInstagramの縦型動画が流行したあたりから、新しいメディアの形に感覚的についていけなくなり(まったく楽しめなくなり)、居心地という点で心はブログに回帰しつつあります。
写真+テキストブログは今や古典的な存在
ブログが普及し始めた当初、2003〜2004年くらいはカジュアルな個人日記が中心でした。ところが、いつの頃か「芸能人ブログ」や「ブログで稼ぐ」といったギラギラとした存在になり、ブログから気持ちが離れた時期もありました。
ですが、YouTubeやTikTokといった動画のパーソナルメディアが脚光を浴びて、イキのいい若者や新しいもの好きが移ったことで、今や写真+テキストブログは古典的なメディアになりました。私にとっては、何やらブームが去った後のレトロな町並みのような落ち着きを感じます…もちろん更新されずに放置された廃墟も目に付きますが。
2015年5月にブログのタイトルを変更した際、こんなことを書いています。
(ブログを始めて)12年が経過。12年分のブログを読み返すと、その時々、何に重きを置いていたかがうかがえて面白いです。
当時、30代半ばだった私は今や50代手前に、小学生だった長男は大学生になりました。勤務先も住み家も変わったし、何よりライフスタイルがずいぶんと変わったものだなぁ、と。
12年目にしてブログ名とテーマをリニューアル
この記事からさらに8年が経過。50代手前だった私は50代後半に、小学生だった一番下の息子は就職しました。勤務先と住み家は変わりませんが、これまでになくしばしば旅に出かけるようになりました。
人生の節目でブログタイトルを変更
そんなライフスタイルの変化もあって、ブログのタイトルとキャッチを少しだけ変えてみました。
ブログのタイトルを「郊外暮らし、自然な暮らし」から「郊外暮らし、旅暮らし」へ。キャッチフレーズを「首都圏郊外に住む編集者のブログです。旅行と園芸、読書。身軽で慎ましい暮らしを目指しています。」に変更。ヘッダのテーマカラーも深緑から空色に変えました。
ブログを「“ありたい自分”の分身として、気負わず気楽に」、この姿勢は変えずに更新頻度を上げたいです。