時間が経過した旅の記録を書く楽しさについて
四半世紀ほどインターネットメディアの仕事をしている。その影響なのか、「情報は鮮度がすべて」という考え方が何となく前提になっている。
個人のブログも、なるべく「現在に近い情報であるべき」という思い込みがあった。印象的な風景に出合ったり、今までにない面白い体験をしても、時間が経過すると、情報をわざわざアウトプットする意味が薄れてしまう気でいた。
最近、かなり前に出かけた旅について、フォトアルバムと日記を確認しつつ、記憶をたどりながらブログを書いている。
これが実に楽しい。
旅の記憶を反芻しつつ、その時点では分からなかったことを改めて調べ、目からうろこが落ちたり、納得したり。
改めてブログに書き記すことで、旅の記憶が熟成するのだろう。