シャガが妖しく咲き誇る、新河岸川右岸の日陰
先週、新河岸川の右岸で満開のショカツサイの記事を書いた。
ショカツサイでいっぱいの「新河岸川斜面林ふるさとの森」より若干上流の「舟運・ふじみんの郷 野草園」付近では、シャガの花が咲き乱れている。
シャガは白いアヤメに似た植物。白い花びらに紫色と黄色の模様がある。ランのようにも見える。日が当たらない場所に群生しており、暗がりに白い花が目立つので、ちょっと妖しげな雰囲気を醸す。
花は1日でしぼむが、次から次へと開花するので、はかなさは何となく感じられない。種子を作らず、根茎が地面の下を這うようにして仲間を増やしていく。
中国原産でかなり古くに日本に渡来し、野生化した帰化植物らしい。この点はショカツサイと似ている。
「舟運・ふじみんの郷 野草園」エリアのシャガ。丈夫な植物なので、来年はさらに群生地が広がりそう。