身延山久遠寺の総門を車でくぐる
一泊二日の身延山への旅。最後に久遠寺の総門に立ち寄った。霊峰・身延山の全域は約300万坪といわれており(久遠寺公式サイト)、総門はその入口にあたる。
間口6.4m、奥行3.6m、高さ9.4m。観光バスやトラックもくぐれる大きさで、普通自動車なら2台が門の下を行き交うことが可能。1665年(寛文5年)に建立。当初の屋根は瓦葺きではなく檜皮葺だったらしい。
門には、身延山36世・日潮上人の筆による「開会関」の大額が掲げられている。「開会」とは「一切衆生の仏性を開発させ、すべてをまとめる」という意味で、そのような信仰の境地に入る「関(門)」であることを示す。
総門の内側には茶屋がある。1894年(明治27年)の建築。徒歩で参拝が主だった時代に参拝者を接待した施設で、多くがここで一休みした後、久遠寺に詣でたらしい。
総門をくぐって門前町方面にしばらく進むと、目の前に身延山がドーンとそびえる姿が現れる。
総門近くには駐車場があるので、久遠寺への参拝は一度車を駐めて総門に立ち寄り、ここから身延山を望んだ後にスタートした方が気分が高揚しそう。
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