奨学金債権回収を名乗る詐欺師が実家に電話

テレビや新聞で「オレオレ詐欺」のニュースを目にするたび、対岸の火事のように思っていました。ですが、実際わが身に降りかかると、内心忸怩たるものを覚えます。

私は日本育英会の奨学金を現在返済中です。この詐欺は、私の実家に日本育英会の債権回収業者を名乗って、延滞金返済を督促するというものでした。延滞金などないと、父親が電話が怒りをぶちまけたのですが、会話の過程で巧妙に私の個人情報が聞き出されたようです。

実は、これまで自宅に数回にわたり、日本育英会の債権回収業者を名乗る会社から電話がかかってきたことがありました。その時も、妻から、私の携帯電話番号や勤務先を聞きだそうとしました。

今のところ被害には遭っていませんが、父親も妻も私もこの手の詐欺に対して必ずしも万全ではないな、と冷静に思います。ネットワークのセキュリティとは高度なクラッキング技術により破られるものではなく、実は心理的な揺さぶりにより崩れるものかもしれません。

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Posted by Asanao