萩国際大、民事再生法申請で思うこと
Excite 萩国際大が民事再生法申請 定員割れ続き負債37億円
萩国際大学、初めて名前を知りました。ホームページを見ると、国際学科としてゴルフ文化コースというのがあります。キャッチは「グリーンで培う国際力」。大学の特徴は「日本初のゴルフ場を所有している大学の誕生」だそうです。あまりマジメな学校には思えないのですが‥‥。
「萩の学校」といって、まず思い浮かぶのは吉田松陰の私塾、松下村塾です。この学校は、松陰が教師無報酬論を唱え、学費は無料だったので、倒産することはなかったでしょう。また、松下村塾には、松陰自身が執筆した「飛耳長目録」という全国、海外ニュースメモが置かれており、世界の事情を知りたい人々が、長州藩の外からわざわざ訪ねてきたそうです。高杉晋作、伊藤博文ほか、松下村塾の門生については、今さら語ることはありません。
「萩」の「国際」的な「大学」という校名を目にして、松下村塾に思いを馳せてしまいました。「飛耳長目録」と「グリーンで培う国際力」の間には、埋めがたい溝を感じます。
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