ペットのカメと一日過ごした秋分の日
昨日23日、秋分の日は日がな一日、家でカメとのんびり過ごした。
思えばペットを飼うのは20年ぶりだ。子どもが生まれる前に文鳥を飼っていたけれど、引っ越したマンションがペット禁止だったり、育児でペットどころでなかったりして、ペットといる暮らしを忘れてしまっていた。
イヌやネコに比べると、爬虫類のカメは飼い主を意識したりしない。あくまでマイペース。どう表現したらいいのか難しいが、「一匹のカメとして自立している」とでも言おうか。
午前中は、雑誌『POPEYE』のニューヨーク特集を読みながら、山形で買ったサクランボのジャムでトーストを食べた。窓際に目をやると、カメはじっと窓の外を見ている。手前は、昨年、クリスマスにもらったポインセチア。大切に育てているが、可愛らしさは失せて、深緑の葉が繁る盆栽のようになってしまった。深緑のカメと深緑のポインセチア。不思議にマッチしている。
お昼すぎ、カメがガリガリと窓ガラスを引っ掻いて、家の外に出たそうにしたので庭を一時間ほど散歩させた。
モミの木の根元が、どうやら居心地がいいみたい。モミの木と芝生とクサガメ、これも不思議にマッチしている。
午後、庭を歩くカメの様子に目をやりながら、花壇の整備をした。10月に入ると今年もパンジーを植えようと思っている。ところどころに生えたコニシキソウやオヒシバ等の雑草を根っこから抜いて回る。カメは花壇の土の上を行ったり来たりしている。クサガメと土の色合いも不思議にマッチしているな。
モミの木をよく見ると、クモが巣を作っていた。巧妙な仕掛けになっていて、行き着く先は糸で作った小さな壷のよう。あまりに見事なクモの巣だったので、駆除せずに放置しておいた。
そんな秋分の日だった。
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