ライブドア幹部逮捕と「腐ったみかんの方程式」
昨夜は『日経パソコン』の藤田編集長と食事。同世代だけに、仕事のこと、家庭のこと、終電まで話題はつきませんでした。
で、昨日のライブドア幹部の逮捕で、二人とも同じシーンを思い出していて大変驚きました。それは『3年B組金八先生Part.2』、「腐ったみかんの方程式」のクライマックスシーンです。テレビに映し出された小菅の拘置所に入っていく車、中島みゆきの「世情」がBGMに流れているようでした。
ドラマでは逮捕された不良生徒、加藤と松浦を、君塚校長と金八先生が警察署まで迎えに行きます。最後に釈放された2人を、金八先生がなぐって抱きしめるのですが。「大人になると、校長も金八先生もいないのですね」。
昨日のエントリにも書きましたが、逮捕された3人のライブドア幹部、宮内亮治氏、岡本文人氏、中村長也氏は同い年。なんだか隣町の六本木中学校の不良生徒に思えてなりません。
彼らは、インフォメーションテクノロジー業界の「腐ったみかん」なのでしょうか。そうなのかもしれません。そうじゃなかったのかもしれません。ただ、加藤が追い出された荒谷2中の米倉先生はこういっていました。「加藤はみかんではないんです。人間なんです」。
六本木中の加藤と松浦へ。恵比寿中の同級生Asanaoも、そう思っているよ。
ディスカッション
コメント一覧
ご無沙汰しています。
もう日本中が堀江評論家だらけ。事件そのものより元社員だのコメンテーターだのが次々出てきて、あれやこれやと嬉しそうにしゃべっていることにも不快感を覚えました。なにかを壊してなにかを創り上げようとする姿勢には、私は素直に好感をもっていたんですが、どこで歪んだのかを考えると言葉を通り越してただ悲しいです。あの拘置所に入っていく車、上空から見るのは、すごく胸が痛くなりました。罪は罪として、そこまでせんでもええやろって。どうなんでしょうね。
朝日新聞はキライですが今日はええこと載ってました。曰く、
・当たり前のことだが、ホリエモンは、感情ではなく司法でのみ判断し裁かれるべき
・国民がホリエモンを支持していたのは、ホリエモンが立ち向かっていたものを国民もうんざりしていたから。だからホリエモンをキライになっても、彼が立ち向かっていたものを好きになるわけがない。なので、第二第三のホリエモンが出てきたら、それを支持するだろう。
今回、ホリエモンは墓穴も掘ったけど、彼の立ち向かっていたものにツブされた・・・という側面もあるように思います。だから僕ももっとクレバーな第二第三のホリエモンの登場を期待しております。
ドラエモンも声変わりしたことですしね。