孔子のたまわく「やんぬるかな」

論語の中に、こんな言葉があります。

子曰、已矣乎。吾未見能見其過、而内自訟者也。

子のたまわく、やんぬるかな。われいまだよくその過ちを見て、うちに自らせむる者を見ざるなり。

孔子は言いました。「あぁ、やってられないねー、ひとの粗さがしはうまいのに、なんで自分のつたなさに気付いて直そうとしないんだろうね。」

「あぁ、やってられないねー」というと愚痴っぽく聞こえますが、「やんぬるかな」というとなんだか上品な嘆きに聞こえます。なので、最近、よく「やんぬるかな」とつぶやいてしまいます。

雑記哲学,日本語

Posted by Asanao