庄内旅行- 「水の食卓 百けん濠」で最後の晩餐

2023年4月15日

庄内旅行の最後の晩餐は、慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパス(TTCK)内にある「水の食卓 百けん濠」というレストランですごした。

TTCKについてはウェブサイトに以下のように書かれている。

「統合システムバイオロジー」の世界の拠点となることを目指した「先端生命科学研究所」の活動を中心に、慶應義塾大学の学生を対象とした「先端生命科学プログラム」等の実験実習を伴う教育プログラムも開設しており、鶴岡の豊かな環境の中、教員も学生も一緒に研究プロジェクトに取り組んでいます。

確かに近代的な建物とマッチするなかなか素敵なエリアで、池に半分せり出るような形で建っている。周囲はレストランと共通のデザインの学生寮が並び、エリア全体の環境デザインの下、設計されたのだろう。

夜6時前に入店したので、店内は私一人だけ。窓際のテーブルに案内された。地価の安い地方都市らしく、テーブルの間に十分な間隔を空けたゆったりとした空間だった。コンクリート打ちっ放しの天井と木目のフローリング、テーブルもマッチしている。

テーブルに着くと、ガラス張りの窓からは夕暮れに映えるキャンパスが眺められる。夏の終わりの風情を満喫できた。

メニューはいろいろとあったが、角煮膳(1100円)をオーダー。ここ数日、山の中で山菜中心の夕食が多かったので、こってりとしたものを食べたくなった。庄内豚の角煮に半熟卵と茄子と合わせた鉢で、ちょうどいい量。ご飯は雑穀米だった。

飲み物は朝日村の山葡萄ジュース(480円)をオーダー。湯殿山のふもとの朝日村を実際に目にすると、一杯のジュースでも味わい深くなるから不思議なものだ。

ただ、キャンパス内にあるとはいえ、メニューは大学生が気軽に立ち寄れる価格ではない。やはり旅行者、地元の社会人向けのレストランなのだろう。

一時間半ほど滞在してタクシーで鶴岡駅へ。庄内交通のバスターミナルがあるエスモールで、会社のスタッフと家族向けのおみやげを購入。

私はお酒はたしなまないので、家族向けにはジャムとご当地限定のキャラメルを買った。日本酒好きな人には、米どころの庄内のお酒というのはたまらないんだろうな。


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