どこから赤ちゃんの個人情報が漏れるのか?
以前から気持ち悪く思っているのが、子ども宛のダイレクトメール。学習塾からは小学校の入学に合わせて、呉服屋からは七五三に合わせて、本当にたくさんのダイレクトメールがタイミングよく送られてきます。いったい、どこから子どもの名前や生年月日が漏れているのでしょう。あえて、二社を実名で挙げます。
まず、栄光ゼミナール。今日、私と子ども宛に、いきなりパンフレットが送られてきました。その中に、こんな一文がありました。
保護者のみなさまへ
株式会社栄光(栄光ゼミナール)は、生徒や保護者の顧客情報を保護し、適正に運用するために「個人情報に関するコンプライアンス・プログラム」を制定し、2005年1月、日本情報処理開発協会より「プライバシーマーク」の使用資格を取得しました。(中略)この度は、栄光ゼミナールのご案内をお送りいたしました。これはご本人がご希望されたものではございません。万一、このようなご案内を希望されない場合、お宛名やご住所に誤りがあり修正をご希望の場合は(中略)、ハガキにご記入の上ご返送ください。
ちなみに子どもの情報は、市役所で住民基本台帳を閲覧し(住所・氏名・性別・生年月日)、転記したそうです。
「プライバシーマークを取得し、個人情報の保護に真剣に取り組んでいます」と、パンフレットで高らかに宣言していますが、個人情報取得のパーミッションも取らず、住民基本台帳から性別、生年月日を転記するという行為自体、私は気持ちの悪さを感じます。というか、勝手に取得した個人情報のアップデートに、どうしてわざわざ時間を割いて協力しないといけないのでしょうか。
以前から、もっとも気持ち悪かったのがベネッセコーポレーション。
小学校や中学校の通信教育の案内なら、同級生の父兄(あるいは学校の教諭かも?)が、名簿を業者に販売したことが想定できます。小学校や幼稚園のクラス名簿は、名簿業者が高く買い取るという噂はよく聞きます。でも、幼児向けのダイレクトメールは不思議です。どうして2歳や3歳の子どもの誕生日がわかるのでしょう。産科の医院から漏れるのでしょうか、やはり、こちらも住民基本台帳を転記しているのでしょうか……。
三歳の子どもを亡くした知人がいます。彼ら宛にも、きっと七五三の着物やランドセルのダイレクトメールが、四季折々に送られているはず。気の毒でなりません。
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