越境する作家・毛丹青氏の3つのブログ
作家・毛丹青(マオ・タンチン)さんは、神戸を拠点に活動する“越境する作家”。一度、北京で食事をする機会があり、そのときの印象は知的で磊落。頭のいい大学の先輩といった感じでした。
彼は北京大学哲学科を卒業後、中国社会科学院で3年間、研究助手を務めた後、1987年にフリーランスで来日されました。社会科学院からフリーランスという驚きの経歴を説明するのは難しいですが、もっとも洗練された官僚国家「清」の時代でいうと、科挙の最終試験「殿試」に登台(合格)したウルトラエリート「進士」が、いきなり下野して“中華”から日本に渡った……あぁ、全然うまく伝えられないな。東大法学部から財務省に入省したけど、辞めてバンコクのカオサンロードで評論活動をしている、という方がいいか。
ともかく、文人・毛丹青さんは、日本語と中国語と英語、3つのブログをお持ちなのですが、いずれも個性的。今や、空間を超えて旅をするのは、幾ばくかのお金と時間さえあれば誰でも可能だけど、言語間を自由に越境しつつ、行き交いつつ、自分の思いをニュートラルに表現できるのはうらやましいです。
いずれも、とても素敵なブログです。ご覧になってください。
毛丹青的博客「aMAo’s Blog 」(日本語)
阿毛博客(中国語)
Maodanqing — More on weblog !(英語)
中国語でブログは「博客」と表すのですね。
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コメント一覧
私も毛さんのブログを楽しみにしている一人です。
ものの見方に豊かな感性を感じます。