感想/キース・ジャレット『生と死の幻想』

生と死の幻想
演奏/キース・ジャレット
レーベル/ユニバーサル ミュージック

夏の終わり、秋の始まりになると、なぜか聴きたくなるこのアルバム。パーカッションとフルートに始まる第一曲は、晩夏、涼しくなった頃の夕暮れを思い出します。静謐から舞踏へという流れは、昔、バリ島で観たケチャに近いイメージ。あ、このアルバムが持つスピリチュアルな雰囲気はバリ島好きな人はにおすめかも。

キースは、このアルバムで、ピアノだけでなく、サックスやフルートまで吹いています。ビル・エヴァンストリオのポール・モチアンがドラマーを務めているのは、ちょっと意外な印象。