岩手旅行- 東北本線を北へ各駅停車で一関まで

2023年4月15日

ヨーグルトと大宮駅

今年の夏も9連休を取得。連休初日は家事と旅行準備に追われ、二日目の朝早くに川越の自宅を出発した。この日の目的地は、岩手県南部の一ノ関。

7時50分すぎの大宮行きに乗ると、大宮からは宇都宮線快速ラビット、福島からは快速アクティに接続。8時間半で一ノ関に着ける。しかし、川越線に乗り遅れてしまった。20分後の大宮行きにしか乗れなかったばかりに、一ノ関まで9時間20分かかることになった。

仕方ない。急ぐ旅ではないし。コンビニで朝食代わりにブルガリアヨーグルトを購入。次の列車までの待ち時間、ベンチでヨーグルトを食べて、軽く胃腸のウォーミングアップをした。

というわけで、大宮駅8時59分発の各駅停車で宇都宮に向かった。

宇都宮線宇都宮駅

9時16分に宇都宮駅到着。上野東京ラインが開通したので、駅の電光行き先案内には「熱海」の文字が。栃木県の宇都宮から静岡県の熱海まで走るとは! 妙に感心した。もちろん運転手は途中で交替するのだろうけど。

宇都宮駅 黒磯行き

宇都宮駅で黒磯行きに乗り換え。乗り換え時間は10分あまり。車内は空いていて余裕で座れたが、ガンガンに冷房が効いており、結構寒い。長袖シャツをリュックから取り出すほどではないが。

黒磯駅 東北本線

黒磯駅には11時17分に到着。私の中では、ここが関東地方の北端。すぐ北の白河駅は福島県で、そこからが東北地方。11時33分発の郡山行きに乗って、まもなく関東地方を脱出した。

車内に旅行客がちらほらいるが、見たところ地元の乗客中心。旅行客はやはり東北新幹線を使うのだろう。

福島駅

郡山で再び電車を乗り換えて、13時28分に福島駅到着。福島駅発仙台行きは14時11分発。約45分の乗り換え時間あり。駅から出て昼食を取ることに。

とはいっても、駅なかの移動を考えるとあまり時間はない。駅ビルのドトールコーヒーでハムサンドセットをちゃちゃっと食べることにした。

福島から仙台へは約90分。各駅停車の東北の旅も今回三度目なので、ずいぶんと距離が短く感じる。一昨年は仙台がずいぶんと遠くに感じたものだが。

仙台駅 小牛田行き

15時36分仙台着。すぐに小牛田(こごた)行きに乗り換える。仙台から北へは小牛田までは比較的列車の本数は多いが、小牛田以北はぐっと少なくなる。

品井沼駅

日本三景で知られる松島駅を過ぎると、稲が実った田んぼが広がり、駅も「国鉄」時代をほうふつさせるひなびた風情に。福島からずっと同じ車両だった学生くんたちはお昼寝モード。ようやく旅気分に満たされてきた。

小牛田駅

小牛田で約30分待ち。駅から出て、駅前をぶらついた。実は一昨年の旅行でも乗り継ぎ待ちのため、この駅で降りた。本当に何もないローカルタウン。一昨年「二度とこの町を歩くことなんてないだろう」なんて思っていたが、まさが再訪することになろうとは。

駅前に趣のある旅館がある。これも何かの縁。次に訪れる時は宿泊したいものだ。

小牛田駅

16時50分、この日の最後の列車、小牛田発一ノ関行きの各駅停車に乗った。

一昨年、一日で青森県の野辺地まで北上したことを思うと、一ノ関はずいぶんと近くに感じる。実際、岩手県の南北がとてつもなく長いのだ。それに、日が暮れて外の風景が見られなくなると、鉄道の旅は途端に単調になる。岩手県に入った一ノ関から青森県の八戸までは、とても退屈したような。

一ノ関駅

定刻の17時36分、日が暮れないうちに一ノ関に到着。

乗り換え7回、乗車時間は9時間半だった。


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