餞は「馬の鼻向け」から来たらしい
高校〜大学の同級生で、日本最大の出版社の編集者・A君から飲みに誘われたのが一ヶ月前。
「Asanao、おれ、しばらく会社を休もうと思うねん」
「どないしてん?」
「世界一周の一人旅に出ようと思うねん」
「え?」
「60連休ほど取ろうと思うねんけど」
「子供と嫁さんは?」
「大丈夫」
「‥‥‥」
うらやましすぎです。首を絞めたくなりました。
「せっかくやから、何か、書こうと思うんやけど」
「あ、とりあえずブログを書いたらいいよ。日記は途中でくじける。みんなが読んでると思ったら、更新するモチベーションになるやろ」
というやり取りがあって、本日、ブログを開設したらしい。
“21連休、17連休、16連休を取ったことはありますが、68連休は大幅な記録の更新”だって! 私なんて、16連休でも取ったことがないというのに!
まぁ、せっかくなんで、ちゃんとブログを更新するように。
そういえば、昔、古典で習った『土佐日記』に旅立つ友人への「餞(はなむけ)」シーンがあったなぁ。遠くに友人が旅立つ際、安全を祈願して、馬の鼻先を行き先の方向に向けたので「馬の鼻向け」から、この言葉が生まれたとか。
というわけで、「馬の鼻向け」でござる。