キアゲハがさなぎになっていた!
ひと月ほど前、枯れたイタリアンパセリの幹をキアゲハの幼虫が登っていた。
イタリアンパセリは二週間前に刈り取ってしまったので、その後、この幼虫はどこに行ってしまったのか、ちょっと気になっていた。鳥に捕食されてしまったのかな、と思い込んでいた。
今日、縁石の「際」の芝を刈っていたら、縁石に小枝のようなものがくっついているのを発見。さなぎだった。
「キアゲハ さなぎ」で検索すると、同じ形をした画像がヒットした。たぶんあのキアゲハだろう。これぞ、保護色。まったく縁石の色に同一化してしまっている。
しかし、改めて「さなぎ」というのは不思議だ。この中身はドロドロに溶解しているらしい。Wikipediaにはこのように書かれている。
蛹は成虫の大まかな外部形態だけが形成された鋳型である。その内部では一部の神経、呼吸器系以外の組織はドロドロに溶解している。蛹が震動などのショックで容易に死亡するのは、このためである。幼虫から成虫に劇的に姿を変えるメカニズムは、未だに完全には解明されていない。
まさに、自然の神秘だ。