『カロリーヌとゆかいな8ひき』 – 私の旅心を刺激した7冊(その1)
旅行ライター・編集者の伊藤伸平さんから「7日間ブックカバーチャレンジ」のバトンを受け取りました。このバトン、1週間前くらい前からFacebookのニュースフィードに溢れて始め、「これが(ウイルスで話題の)指数関数的増加というものか」と感心しています。
友人・知人の本棚をのぞくような興味深さがあるので、私も乗っかることにしました。旅のお仕事の友人から受け取ったバトンなので、「旅心」に刺激を受けた本を中心に紹介します。せっかくなのでブログでも公開。
1日目は『カロリーヌとゆかいな8ひき』シリーズ。フランスの絵本作家、ピエール・プロブストが娘をモデルに描いた絵本です。
初めて世に出たのは1955年。元気な少女・カロリーヌが、8匹の動物(友だち)と一緒に、ヨーロッパ各国、カナダ、インド、果ては北極、月まで出かけ、行く先々で友だちが引き起こすトラブルに見舞われながらも、彼女のリーダーシップで毎回大団円を迎えるストーリー。
私がこのシリーズを読んだのは、小学校3年生くらいのころ。自宅で買い揃えていた小学館『オールカラー版 世界の童話』がきっかけでした。世界の童話シリーズにはピノキオ、ピーターパン、そんごくう等、メジャーなタイトルもあったのですが、「カロリーヌとゆかいな8ひき」が断トツに面白くて、カロリーヌばかり読んでいました。
この絵本こそ、私が「世界中を旅したい」という欲望の萌芽になった絵本です。
現在、日本ではBL出版からシリーズ24冊が刊行されています。私は息子が小さい頃、読み聞かせ用に10数冊購入しました。息子よりも、自分が再びハマってしまう面白さでした。
日本で『カロリーヌとゆかいな8ひき』シリーズを刊行している出版社「BL出版」の公式サイト