非常食のインスタントラーメンをおいしく消費するコツ
ロックダウンに備えてインスタントラーメンを購入
3月中旬、ニューヨークで新型コロナウイルスの感染者数が爆発的に増え、ロックダウンが実施された。その頃、東京もロックダウンの可能性があると考え、非常食として袋入りのインスタントラーメンをスーパーマーケットで買った。
日清食品の「出前一丁 しょうゆ味」とサンヨー食品の「サッポロ一番 塩らーめん」、5つ入りパッケージを2袋。
幸い日本は、外出自粛のみで都市のロックダウンは避けられそうだ。そこで、平日、在宅勤務の昼食に、これらのインスタントラーメンを食べることにした。
昭和の味「出前一丁 しょうゆ味」
袋入りのインスタントラーメンを食べるのは20年ぶりくらい。子供の頃「インスタントラーメンは身体に悪い!」と、何かにつけて周囲に言われ続けた影響だろうか、なんとなく食べるのを避けてきたのだ。
まずは、「出前一丁 しょうゆ味」の袋を開けてみた。
素で食べるのも味気ないので、あらかじめ味付け玉子、チャーシュー、メンマはスーパーで買っておいた。青ネギは刻んで入れた。深谷の白ネギが冷蔵庫に残っていたので、油で少々炒めてからトッピングしてみた。
一口食べた感想は「昭和の味!」 オバQの小池さんを思い出した。彼の好物はチキンラーメンだけど。
「サッポロ一番」は地産地消の野菜で彩る
1週間後に、今度は「サッポロ一番 塩らーめん」の袋を開けた。
炒めた深谷の白ネギがおいしかったので、今度は狭山のニンジン、飯能のシイタケも細切れにして、一緒に炒めてみた。地産地消の具材だ。野菜は油で軽く炒めるだけで、がぜん香りがよくなる。手間は5分もかからない。
チャーシューも前回よりも少しだけ値段の高いものにした。1週間前よりも、はるかに味わいがグレードアップした。
しかし、スープはともかく、インスタントラーメンにはコシがない。麺の貧弱さだけはいかんともしがたい。
非常食を何とかおいしく消費しようとチャレンジしてはみたが、やはり日常食にはなりそうにない。