青紫色のヤグルマギクの花は、5月の新河岸川の脇役

新河岸川の土手

5月中旬の新河岸川の岸辺は、ナヨクサフジ(弱草藤)の花で紫色に染まっています。

圧倒的に咲き誇るナヨクサフジに比べると慎ましやかな存在ですが、青紫色のヤグルマギク(矢車菊)も負けじと開花してします。

新河岸川岸辺のヤグルマギク

ヤグルマギク、原産はヨーロッパ。もともと麦畑に多い雑草だったものが、園芸用に改良されて紫色・白色・ピンク等の品種が作られたそうです。麦を作る農家にとっては、収量を5割から9割も減らす害草と捉えられています。

日本には明治時代に移入され、帰化植物として野生分布するようになりました。ナヨクサフジと違い、家庭のガーデニング向けとして、ホームセンターでも鉢植えで売られているのを見かけます。

見る人によっては「奇怪」に感じなくもないナヨクサフジの花に比べると、放射状に広がったヤグルマギクの花びらは、凛とした美しさがありますね。

ヤグルマギクの花

ドイツ、フランス、エストニア、マルタの国花になっています。

眼精疲労を回復させるアントシアニンの成分が含まれているので、ハーブティーとして飲用されていると。知らなかった。

ミツバチが数匹やってきて、しきりにヤグルマギクの花の蜜を吸っていました。

ミツバチとヤグルマギク

なぜだか、ナヨクサフジの花には見向きもしていませんでした。ミツバチも好き嫌いがあるみたい。


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