新河岸川の川辺、ムラサキツメクサの花のシーズン
新河岸川の川辺、1週間ほど前はナヨクサフジの花が我が世の春を謳歌していました。
土手の半分ほどを占拠していたナヨクサフジ、今週に入ると元気がなくなり、大半がしおれてしまいました。代わって、今週、目立ってきたのがムラサキツメクサの花。
ムラサキツメクサは、別名がアカツメクサまたは赤クローバー。白い花のクローバー、シロツメクサも咲いていますが、今週の新河岸川はムラサキツメクサの方が目に入ります。
どちらも葉っぱが三つ葉で似ています。ムラサキツメクサの方が大きく、楕円形をしています。
また、シロツメクサが土手の道の真ん中に咲き、少々踏まれてもへこたれない強さがありますが、道の両端、人の通行を避けるように咲いています。
ちなみにシロツメクサ、ムラサキツメクサは漢字で「詰草」と書きます。一方、ツメクサは「爪草」。カタカナにすると同じ仲間に見えますが、まったく別の種。
「詰草」は、江戸時代にオランダから長崎に運ばれたガラス製品の梱包材として使われたので、そのように呼ばれたとのこと。一方の「爪草」は葉っぱの形が爪に似ているのが由来。
ムラサキツメクサはハーブティーの材料としてポピュラーで、「レッドクローバー」という名前で売られています。
咳止めや口内炎の痛み止めのほか、実用的なうがい薬としても使用できるとのこと。コロナウイルス予防のうがい薬として、試してみたい気がします。