JR渋谷駅、山手線と並んだ埼京線ホームで初通勤
6月1日にJR渋谷駅の埼京線ホームが山手線ホームと横並びに。北に350メートル移動しました。
私は川越からオフィスがある渋谷まで、JR埼京線で通勤しています。埼京線での通勤は2001年からで約20年、渋谷駅で降りるのは2011年からで約10年になります。
埼京線ホームは平日必ず通る場所。帰りは電車の待ち時間に「過ごす場所」。今回のホームの移動は、個人的に大きなできごとなのです。
六本木通り沿いにあるオフィスへの通勤は、渋谷駅埼京線ホームの南の方にある新南口を使っています。新南口は渋谷駅といっても巨大ターミナルの雰囲気はありません。駅を出た通りは片側一車線。チェーンの居酒屋やコーヒーショップが軒を連ね、「私鉄沿線の大きめの街の駅」の風情です。
そんな新南口を約10年間使っていると、スクランブル交差点もハチ公もモヤイ像も見ることがないため、渋谷で働いているという感覚が今ひとつ希薄でした。
時折、中央口改札を出入りすることがあります。
ここ数年、駅前の再開発で渋谷ヒカリエや渋谷スクランブルスクエアがオープン。小ぎれいに空間が整理されました。ただ、どうも空間が人工的で、それらビルの中に心惹かれるショップ、レストランがあるわけでなく、素通りすることばかり。
一方、新南口を出て東に進み、明治通りの歩道橋を渡ると、金王八幡宮(旧渋谷城)の緑と参道があり、周辺にはリーズナブルなオーナーレストランがあります。自分の背丈にあった町並みだな、と。
ホームの位置は変われど、私はこれまで通り、新南口から通勤することになりそうです。