書店で「ヤングアダルト」という棚を見つけて
昨日、北与野にある大型書店「書楽」に行きました。子供が参考書を探している間に、児童書コーナーを見て回っていたら「ヤングアダルト」という棚を発見。
「ヤングアダルト」という語感から、私は、どうも懐かしの雑誌『GORO』とか、近年では『sabra』とか、グラビアアイドルの満載の雑誌をイメージしてしまいます。なので、児童書コーナーなのに!とちょっとどっきりしてしまいました。
棚を見てみると、ミヒャエル・エンデの全集が並んでいました。要は「大人向け児童書」コーナーなのか。こういうカテゴリができたのは、いつぐらいからなのでしょう。
気になったので、いろいろ調べてみると、ヤングアダルトは「YA」と称することがわかりました。で、このYAの作家たちによる「日本YA作家クラブ」という団体があり、そこの定義によると、下のように説明されています。
Young Adult ヤング アダルトは、「若い大人」という意味で使われている言葉です。
日本YA作家クラブ
12歳から19歳、中学生や高校生、大学生、いわゆるティーンの年代を指しています。
子ども向けに書かれた本が、おおまかに「児童文学」と呼ばれるように、
「若い大人」の読者に向けて書かれた本を、おおまかに「YA」(わいえー)、「ヤングアダルト」と呼んでいます。
YA小説、YA文学と呼ぶ場合もあります。
現在、YA図書は、YA独自の分類が確立しておりません。日本の書籍の分類方法には、「児童」と「一般」の区別しかないため、版元の判断で、児童書として扱われたり、一般書として扱われたりしています。
YA図書は、本のサイズや形態だけで分類されるものではありません。内容や装丁に関する決まり事や基準はありません。
書店さんや図書館によっては、特定の出版社の文庫シリーズだけを集めたコーナーを「ヤングアダルト」と称する場合がございますか、それは現場の担当者さまの独自の判断によるもので、一般的な分類法ではありません。
気になる。ライトノベルともまた違った指向のようです。私がネット業界にいたゼロ年代に、出版の世界で生まれた新しいカテゴリなのか。
この「YA」、理解するには、まずは読んでみないと始まりませんね。