中子の桜(新潟県津南町)・2021年春の訪問

中子の桜(新潟県津南町)

首都圏は、2週間ほど前に桜は完全に散って新緑の季節になりました。新潟県の山間部は、今がちょうど桜のシーズンだと聞いたので、池の上の桜が映える風景で知られる津南町の「中子の桜(なかごのさくら)」を見に行きました。

中子の桜は、あるアマチュア写真家が、霧の池に浮かぶ桜の幻想的な風景を専門雑誌に投稿したことで有名になり、近年、カメラ好きの間で人気の桜スポットです。

川越から関越道を2時間走り、越後湯沢インターチェンジで下車。そこから国道353号線で十二峠を越えて津南町へ。トイレ休憩を入れて3時間15分ほどで到着。

池越しに見える桜はすでに散り始めており、「もう1週間早く来れば満開だったか」と残念な思い。しかし、一週間前の土日は大雨だったことを聞き、致し方なし。花の名所ってタイミングよく訪れるのは難しいですね。

中子の桜(新潟県津南町)

しかも、土曜は白雲が青空にたなびく好天。こと、中子の桜に関しては、観光協会のサイトで見た曇天の霧を期待していたのですが、これも致し方なし。

下は地元・新潟放送によるドローン撮影による動画。

撮影スポットには私以外に6人ほどの訪問者がいました。全員、一眼レフと三脚を抱えており、ここは一般旅行者よりも写真好きに人気であることが分かりました。

ただ、近年「観光公害」という言葉が聞かれるように、ここで生活する人々との軋轢があるのか、「関係者以外集落内侵入禁止」の看板がいくつも立てられていました。

中子の桜(新潟県津南町)

確かに民家の畑に入ると桜に接近して撮影できるので、私有地に勝手に踏み入る写真家が多かったのでしょう。ゴミを放置する訪問者もいたようで、ここに暮らす人たちからすれば迷惑以外の何者でもありません。

観光サイトで見た写真が鮮烈だったので、若干期待はずれではありましたが、周囲の風景に目を奪われました。

田植え前の田んぼの向こうに冠雪の信州・野沢方面の山並みが見え、北国の春を風情を満喫しました。

中子(新潟県津南町)

中子の桜、次回、訪れる機会があれば、「五分咲きかつ曇天」のタイミングを狙って出かけてみたい。

Googleマップで中子の桜の場所を確認


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