書評・感想文

kobo
せっかく年末年始9連休もあるので、昨年読んだ本の読書感想文でも書こうかと思っていたけれど、あっという間に最終日になってしまいました。記録としてリストにしておきます。 芥川賞受賞作を集中的に読んだのが、昨年の特徴でした。★印の作品は私の「特選 ...

書評・感想文

町田康『きれぎれ』

きれぎれ(文春文庫)著者/町田康発行/文藝春秋 第123回(2000年度上半期)芥川賞受賞作。大阪生まれ、パンク歌手・詩人・俳優でもある町田康によるハチャメチャ小説。 小金持ちのぐうたら息子で絵描きの主人公の趣味はランパブ通い。浪費家で夢見 ...

東北旅行

鶴岡・注連寺
大日坊瀧水寺を後にして、クルマで七五三掛にある注連寺に向かった。大日坊からは約4km、クルマで15分ほどで到着。だた、山中でカーナビがうまく動作せず、ぐるっと回って同じ場所に着いたりした。 注連寺は、芥川賞を受賞した森敦の小説『月山』の舞台 ...

書評・感想文

笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』

タイムスリップ・コンビナート著者/笙野頼子 発行/文藝春秋 電子書籍リーダーを買ってから、過去の芥川賞作品をずいぶんたくさん読んだ。この小説は第111回、1994年(平成6年)上半期の受賞作。 読み始めて、「これ、冗談? なんじゃらほい?」 ...

雑記

書店のヤングアダルトコーナー

昨日、北与野にある大型書店「書楽」に行きました。子供が参考書を探している間に、児童書コーナーを見て回っていたら「ヤングアダルト」という棚を発見。 「ヤングアダルト」という語感から、私は、どうも懐かしの雑誌『GORO』とか、近年では『sabr ...

書評・感想文

城山三郎『落日燃ゆ』
城山三郎氏が79歳で亡くなりました。彼の小説は大好きでした。読んだ後、いつも「男たる者」について考えさせられる小説でした。 最初の読んだのは『零からの栄光』、高校生の頃、国語の課題図書だった気がします。第二次大戦末期、アメリカのグラマン戦闘 ...

書評・感想文

村上龍『ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界〈2〉』
宮崎・日向市の鶏大量死は高病原性ウイルス(日テレNEWS24) 村上龍ファンなら、小説『ヒュウガ・ウイルス-五分後の世界(2)』を思い出しましたよネ。タレント知事、原因不明のウイルス、移動制限‥‥これで自衛隊が災害出動すれば、まさに龍さんワ ...

雑記

田中康夫『なんとなくクリスタル』
田中康夫の小説『なんとなく、クリスタル』を初めて読んだのは、高校生の頃。冒頭、主人公がFENで目を覚ますシーンがあり、FENが聴けるというだけで、私は東京への憧れが募ったものです。 FEN(Far East Network=極東放送網)は、 ...